日本のナイフメーカー       ヨーロッパのナイフメーカー 

◆ アメリカのナイフメーカー ◆
AL MAR
(アル・マー)
アル・マーは、アメリカ合衆国特殊部隊所属の経歴をもっている中国系3世の、アルフレッド・クラーク・マー氏が創業したブランド。 1979年にガーバー社を独立した彼は、同社のチーフデザイナーであった経験を生かし、デザインと機能性に重点を置いたナイフを次々と世 界に発表している。中でも、シルバーナイトシリーズやコマンドシリーズ、さらにはグリーンベレーシリーズ等の代表作は、苛酷な状況下 でこそ活かされるデザインとなってる。 1992年の急逝はファンを驚かせたが、人気は相変わらず絶大である。ブレードに刻まれたAL MAR の文字と、漢字の「馬、國、森」をあしらったプルーフマークは、あまりにも有名。製作は日本のファクトリーメーカーであるG. サカイが 担当。ミリタリーナイフながら繊細な輝きをもつフォルムが非常に印象的。
BARLOW
(バーロウ)
ペンナイフ、マネークリップ、キーチェンナイフ等の小型ポケットナイフを手掛けるバーロウ製品最大の特徴は、自然や小動物、 船舶や日常の風景をモチーフにした、優しさと温かみのあるデザインで人気を得ている。美しさと繊細なデザインのナイフ達は他の追従を 許さないものがあり、デザイナーのステファン・バーロウ氏の個性がよく現れている。また、ナイフ以外にも、レターオープナーやバックル等、 多くのアクセサリー類もあり、ナイフに興味を持たない人へのプレゼントにも喜ばれている。
BALI-SONG
(バリソン)

BENCHMADE
(ベンチメイド)
米国オレゴン州に工場を構えるベンチメイド社。カスタムメイドのバタフライナイフの製造からスタートしたこの会社は前身がバリソン。 トレードマークにもなっている蝶とBALI-SONGのロゴマークであまりにも有名。現在はカスタムナイフメーカーとライセンス契約した デザインのモデルを多く発表しそれらは軍の特殊部隊や警官、SWAT隊員等を対象に製造しており、それらのプロから非常に高い評価を得ている。 ブレードに優雅な蝶のマーク。“バリソン”は、タガログ語(フィリピンの原語)で蝶を意味する言葉。
BENCH MARK
(ベンチマーク)
“優れた感性の持ち主”と言われるブラッキー・コリンズ氏がデザインしたベンチマークナイフは、ブレードをスライドさせるという 独特のロックメカを備えたローロックシステムのナイフがその代表作となっている。またパンタグラフ式のカバーでそのエッジを覆う SOSナイフ等もラインナップに加えられており、特徴あるそのデザインは、比較的購入しやすい価格設定もあって世界中のファンの心を捕らえた。
BLACKJACK
(ブラックジャック)
1987年にスタートしたブラックジャック社は、当時のバリソン社でチーフデザイナーを勤めていたマイク・スチュアート氏によって 設立された、比較的新しい会社である。創設当時は、ナイフの実用性をメインに考えた製品が多かったため、耐久力を十分に持たせた 大型ナイフや、ダガーがラインナップの中心であった。が、現在は、ベトナム戦争に従軍経験を持つスチュアート氏のフィールド体験を 存分に活かし、多くのファンに愛される様々なシチュエーションに対処できるアウトドア関連を中心としたモデルに力を入れている。
BROWN BEAR
(ブラウンベアー)

KNIFE OF ARASKA
(ナイフ・オブ・アラスカ)
アラスカ州コルドバにあるブラウンベアー社では、すべてのナイフがアラスカの苛酷な環境下で耐えられるかのテストを繰り返してきた。 特に、アウトドアを中心にプロデュースされたキャンピングナイフ、フィレ、スキナー等は、究極のユーティリティーの追求により、完成された ものである。1994年には「アラスカンスキナー/クリーバー」がブレイドマガジン・アワードを受賞している。先端が円を描くようなデザインも 非常に完成度が高く、優れたアイデアである。
BUCK
(バック)
1949年に世を去ったH・Hバックの遺志を継ぎ、その息子、アルフレッド・バック氏が1961年に創立したメーカーがバック社である。 創業以来、世界トップレベルの品質と優れたアイデアで世界中のファンに認められているメーカーであることは、周知の事実である。 バック社の鍛造技術は、その昔、カンサス州で農耕具を専門とする鍛治職人であったH・Hバックの知識と経験、そして努力と研究によって 生み出された。当初、親しい友人へのプレゼント用として造られたナイフが評判を呼び、メーカーをスタートさせるきっかけとなった。 バックの名を不動のものにしたのは、1964年に発表された#110(ワンテン)「フォールディングハンター」。実用性と機能性を追求した 力強さあふれるデザイン、オシャレさの感じられるブラス製のボルスターとライナー、そして木目のハンドルとの一体感。現在のスポーツ ナイフの原型ともいえる同モデルは、世界的な大ベストセラーである。
CAMILLUS
(カミラス)
第一、第二次大戦で、1950万本ものミリタリーナイフを米軍に納入してきたことで、ナイフマニアやミリタリーファンの間で有名なメーカー。 代表的なSI764Pアーミナイフは、ドロップポイントのメインブレイド、カンオープナー、リーマ、ドライバー&栓抜きの、最低限の4種類で ブレイド構成されていることが特徴。伝統的なコンバットナイフから、全米ボーイスカウト団体のオフィシャルナイフまで多くモデルを輩出し、 ユーザーから高く支持されている。
CASE
(ケース)
ケースといえば、アメリカンナイフの象徴ともいうべきブランドである。創業1891年はアメリカで最も古いファクトリーメーカーである。 長い歴史のなかには一時低迷の時期もあったが、1993年ジッポー社との合併を期に、昔の勢いをとり戻している。ケースの特徴は低価格で良質。 そして、創業当時と変わらない、クラシカルなアメリカンスタイルにこだわった作りにある。それぞれの時代ごとの作品に味わいがあり、 生産中止になったモデルは、コレクターズアイテムとしてマニアの憧れとなっている。
CHROME HEARTS
(クロムハーツ)
シルバーアクセサリー・メーカーとしてあまりにも有名なクロムハーツ。1988年にスタートし、現在米国ロサンゼルスに本社をかまえる 同社はその神秘的なデザインをモチーフにナイフの製作も手がけるようになった。スパイダルコのナイフにシルバーのハンドルを装着した作品は、 まさに芸術的といえる逸品。
CHRIS-REEVE
(クリスリーブ)
クリスリーブ社は、1984年からナイフの製造を手掛けているアメリカのカスタムナイフメーカーである。本格的なサバイバルを意識した 同社のナイフは、丈夫さが最大の特徴であり、ハンドル部からブレード部まで、すべてが鍛造カーボンスティールの一体構造となっている。 これは、太い金属棒から削りだすインテグラル製法によって作られているため、耐久性の高さには定評がある。ハンドル部は内部をくり抜いた 中空構造であり、バト・キャップを外すことで各種サバイバルアイテムを収納することが可能。これ1本あれば生き延びられる機能が得られる。
COLD STEEL
(コールドスチール)
実用性、耐久性、強度の3点にを重要視し、精力的に実践向きのナイフ製造を続けるのがコールドスチール社である。同社のナイフは、 素材を2度焼き戻す熱処理の刃付け法や、厳選されたカーボンVスチール使用の独自の製品開発で有名。大型の鉈タイプからバード&トラウトまで、 多岐に渡るデザインや特徴を兼ね備え、特にクラシカルなカスタムナイフは、その手間や生産コストからみて、実用という意味では悩む必要のない お買い得なナイフである。
COLUMBIA RIVER
KNIFE & TOOL
(コロンビア・リバー)
米国オレゴン州ウィルソンヴィレに設立された新しいブランド。カーショウの元副社長、ポール・ギルスピー氏が代表をつとめている。 カスタムメーカーのデザインを取り入れ、さらに、高品貿かつリーズナブルな価格設定に抑えたことにより、フィールドで思い切り使えるのが 魅力である。人気のK.I.S.S.シリーズのキュートなデザインはナイフというよりアクセサリーといった趣きでラインナップも充実している。 また#6703MIRAGEと#6783KASPERもおすすめ。ブレードにはワンハンドオープンを可能にしたクリップポイントを装着し、ハンドル材には グリップ感のよいザイテルを採用したことで、扱いやすさは抜群。
CONDOR
(コンドル)
米国のナイフテザイナー、フィル・ホフマン氏のデザインによるコンドルナイフ。独自の、それも特徴ある形状を描いたナイフとして有名。 ニューヨークの近代美術館の展示品として選ばれたこともある同氏のナイフは、ハンドル材に美しい木目を持ったゲームハンターシリーズや、 グリップ部にコンドルの紋章が描かれたフォールディングタイプが有名。もっとも、美しさにばかりが強調されるが、同氏のナイフは低価格で 入手しやすいことから、実用品としてもファンが多く、幅広く受け入れられている。
D-PACK COMPANY
(ディー・パック・カンパニー)
アメリカ・ニューメキシコ州に本拠を構えるディー・パック・カンパニー。同社のハイカーズ・ハチェットはニューメキシコ州警察の パトロールカーに装備されているもので、オノ、ハンマー、チップソー、ナイフの使用が可能。ハイキングやバックパッキングではもちろん、 交通事故や飛行機、ヘリの事故での脱出用具としても使われている本格派マルチツールといえる。
EXECTIVE EDGE
(エグゼクティブ・エッジ)
エグゼクティブ・エッジドクターナイフと呼ばれる、独特なフォルムを持ったペン型ナイフがある。カリフォルニア州フェア・オークスに 位置するB&Dトレーディング社がプロデュースしている。クリップを起こしてブレードをリリースする画期的なデッド・ロックシステムを採用 しており、オフィス等でのペーパーナイフとして、また、ポケット等に差し込む携帯ナイフとしても扱いやすく、高い機能性を発揮する。
FARALLON
(ファラロン)
テクナ同様、独自のコンセプトに基づいてダイバーズ・ナイフの秀作をプロジェクトするファラロン・オセアニック。代表作品FKシリーズは、 さびに強い高品質ステンレスAUS6をブレードに使用したハイクォリティ・ダイバーズ・ナイフ。スピン(ブレードの背)にライン・カッター、 セレレーションを備えたユーティリティ・タイプのブレード・デザイン、それは、水中ではもちろん、陸上での使用をも充分考慮したもの。 単なるハンティング・ナイフよりも広い適応範囲を持っている。これらの要素はすべてサバイバル・ナイフのファンクションに通じるものがある。
GERBER
(ガーバー)
岩に突き刺さった伝説の剣“エクスキャリバー”をトレードマークとしているガーバー社。バックとともにアメリカンナイフの2大双璧とも いえる同社は、1939年、オレゴン州ポートランドで創業された。当初は、キッチンナイフやテーブルナイフのディーラーとして活動していたが、 第二次大戦後にナイフの自社製作を開始した。そして現在、ハンティングナイフを中心とした幅広いラインナップは、世界中にガーバーナイフ ユーザーを定着させるに至っている。広く愛される秘訣は、常に新たなアイデアを追求し続け、新素材を研究し、加工技術を開発していったから に他ならない。また、ガーバー社は、ナイフの名作だけを世に送りだしただけではない。アル・マーやラブレス、カーショウなどの優れた人物を 数多く輩出している。ナイフの歴史を語る上で、極めて重要な位置にある企業といえるだろう。
KATZ
(キャッツ)
カナダに本社を持ち、アリゾナに販売拠点を持つナイフメーカー、キャッツ。創始者であるKEITH・DERKATZ自らの経験に基づいて つくられたデサインは、さまざまなフィールドでの過酷な使用を意識してつくり出された。丸みを持ち、手になじみやすいハンドル。 耐磨耗性・耐食性に優れた鋼材XT-8Oを使用している。
KELGIN
(ケルギン)
かつて宝石商であったデザイナーのケン・ラーギン氏はバック社でナイフ製作の基礎を学び、後に独立してケルギン社を設立。 氏は、宝石装飾の技術を駆使したミニチュアナイフの製作技術に加え、美しいデザインが高く評価された名作を創り出すことでも有名。 中でもアメリカのナイフメーカーギルドからアメリカ陸軍統合参謀本部長に記念で贈られた品は、誰もが絶賛する精巧さでカスタムナイフの 逸品と言われている。
KERSHAW
(カーショウ)
元USガーバー社の国際営業部長を務めていたピーター・G・カーショウ氏が25年前にオレゴン州ウィルソンビルに設立したブランド。 小型ポケットジュエリーから、ヘビーデューティーモデルまで幅広いラインナップを揃えている。デザインは氏自ら行い、製造は日本の 貝印刃物が担当している。高い完成度を誇ることでも有名で、試作段階で自ら経営する「オフィサーズランチ」でフィールドテストを 繰り返すという徹底ぶり。人気商品は創業時からのロングセラーとなっている#1030ディア八ンター、同じくフィンガーグルーブに特徴の ある#1050フォールディング・フィールドナイフ。特に#1050はアメリカ海軍特殊部隊である「シールズ」チームで制式採用されている。 創業者のタフなナイフに対する思いがつまった名品。
KLEIN
(クライン)
クライン社のアティマス・クライン氏は、ドイツからアメリカに移住し、1857年にこの会社を設立、各種工具類の生産から業務を拡大し、 1980年からナイフの販売を本格的に始め、1990年までに全米だけでも100万本以上の販売を達成した驚異的なメーカーとなった。シンプルで 特徴あるグリッフデザイン、仕上げの丁寧なブレード、目的意識を持った使い勝手のよいナイフは、日本のモキナイフ等が製作を担当している。
LAKOTA
(ラコタ)
L271Aホークがカナダの森林警備隊に制式採用されたことで、世界的に有名になった、ラコタ。特許も取得している特種な形状とブレードは、 常に刃を下に向けて立てて置くことが可能なスタンドアップ機構を備えている。デザイナー、フィル・ホフマン氏がデザインしていることでも 有名で、装飾を省いた非常にシンプルで武骨なフォルム。しかし、多くのフィールドテストに支えられているだけあって、タフな使用でも 耐久力は驚くほど持続する。まさに質実剛健。
MICROTECH
(マイクロテック)
フロリダにあるマイクロテクノロジー社は、SEALやSWATなど米国特殊部隊向けタクティカルナイフを企画製造に専念、世界から 脚光を浴びている。考え抜かれたデザイン及び厳選された素材、そしてずば抜けた品質はファクトリーメイドとは信じがたく、 他のタクティカルナイフと比較してみるとそのすばらしさが分かる。※オートマチックモデルのスプリングはメーカーサイドにて外され組み込まれていない。
MOD
(マスターズ・オブ・ディフェンス)
ノースカロライナ生まれでWHITE WOLF KNIFEチームのチーフを勤めたジム・レイは永年カスタムや工場生産に従事してきたが、 それらを現場で実際に活用している軍隊、武道家、射撃の教官等あらゆる分野からエキスパート達を5人集い、各々理想とするアイデアを モデルの中に生かしたデザインを求めた。そして最強の5種ナイフの誕生に至る。さらに、2000年登場したDIETER“CQD”は世界中に大反響を巻き起こした。
MYERCHIN
(マイヤーチン)
アメリカ海軍やアメリカ合衆国沿岸警備隊等に制式採用され、幅広く活躍し、多くの実績を持つのがマイヤーチン社のマリンナイフである。 苛酷な条件下でも充分な実用性を持つよう、ブレードやハンドル材の耐腐食性を高くし、デザイン面でも熟考されている。各ナイフには シリアルナンバーが打刻され、その持ち主の名前もマイヤーチン社に登録されるというサービスも行っている。高品質な製造と仕上がりは 日本のマスプロメーカーが担当し、ダイバーやヨットマンはもちろん、マニアにも人気が高い。
OUTDOOR EDGE
(アウトドアエッジ)
米国コロラド州立大学で機械工学を学んだデビット・フロック氏のデザインで製作されたハンティングナイフで有名なブランド。 同社のナイフはその名の通り、アウトドアユースを想定して造られたもので、デザインの基本はイヌイットに伝わる民族ナイフのウルを 伝統的かつ現代風こアレンジしたもの。力がブレードヘ直接的に伝わり、ハンドルに体重も掛けやすい。もちろんハードな使用にも強く 耐久性が高い。
RANDALL
(ランドール)
アウトドアスポーツマンナイフの原点とも言えるブランド、ランドール。高級感溢れるナイフ造りで有名なその歴史は、1938年、カスタム ナイフの始祖といわれるW. D. ランドール氏が27歳のとき、自分用に使いやすいナイフを自作したことから始まっている。彼は、フォージング (鍛造)という手間のかかる製法でブレードを作り仕上げているが、これは最初に自作したナイフの製造方法を継承しているためである。 同社の優れた製品は、品質の安定を維持するため手作業で行われている。息子であるゲーリー氏が継承したそのナイフ思想は、創業より60年 経った今でも一貫しており、丹念な造りはまったく変わっていない。また多数のラインナップにおいて、ヒルトやハンドル形状等の指定も可能で、 自分専用のカスタムナイフを入手することもできる。
REMINGTON
(レミントン)
ハンターはもとより、全米の軍、警察関係の狙撃銃として採用されているレミントン社製のボルトアクションライフルだが、 同社は1920年から約20年間に渡り、ナイフメーカーとしても大きなシェアを誇ってきた。しかし、1940年に突然生産を打ち切り、 数多くの名作を歴史に残し、ナイフ界から姿を消してしまったのである。しかし、熱狂的なコレクターも多く、1982年にカミラスによって 復刻版が造られ再登場を果たし、現在のレミントンナイフとなっている。
RUANA
(ルアナ)
1920年、ルドルフ・H・ルアナ氏が、ネイティブ・アメリカンのためにスキニンクナイフ(獲物の皮剥ぎ用ナイフ)を製作したことから 始まったのがルアナ社である。ハイカーボンスプリング鋼を鍛造して造られたブレードと、直接タングにキャスティングされている アルミハンドルが特徴である。このためインテグラルナイフ(一体化構造のナイフ)並の一体感と強度を持っている。その品質の高さと信頼性は、 1930年頃から実用重視のハンター達に広く愛用され続けていることからもうかがえる。同氏は1986年に亡くなったが、1964年からともに ナイフを作っている義理の息子であるビクター・ハンターが、3人の息子達といっしょに後を引き継いでいる。
SANTAFE STONE WORKS
(サンタフェ ストーンワークス)
美しく宝石等をあしらい、装飾品としての存在価値を高めているのがサンタ・フェ・ストーンワークス社のナイフ。アズライトや ラピスラズリといった貴石材料をハンドル部に美しく配し、ナイフと言えば道具という概念を破り、独特の深みある雰囲気を出すことに 成功している。もちろん、ポケットツールナイフとしての実用性や評価も高く、製作はアメリカのマスプロメーカーであるカミラス社が 担当している。
SCHRADE
(シュレード)
ニューヨーク、エレンビラに本社を置く、シュレード・カットラリー・コーポレーションは、オーソドックスなタイプ、オーソドックスな デザインのナイフを製作している。1904年の創業以来、ワークマン・シップに基づいた、品質の高いナイフ作りがそのポリシー。デザインは バックやケースなど有名なファクトリー・ナイフ・メーカーのものに似ているが、それぞれのモデルにシュレードのオリジナリティが 生かされている。“グレート・アウトドア・シリーズ”は、ハンドル材にクジラの歯を使用し、野生の動物達を生き生きと描き込んだ逸品。 それ以外にもカスタム・グレードのハンドメイド・ナイフを製作している。バック・ロック・システムのフォールディング・ナイフシリーズは、 バック社の#110をベースに、ハンドルをやや細身にして操作性を向上させたモデル。
SMITH & WESSON
(スミス&ウェッソン)
米マサチューセッツ州スプリングフィールドに本社をかまえる世界的に有名な銃器メーカー・スミス&ウェッソン。ハンティングライフル との関連でナイフの生産にも力を入れ、最盛期にはサバイバルタイプやフォールディンクタイプのナイフが十数種類プロデュースされた。が、 現在では銃器の生産に重きを置いているため、生産中止状態。国内市場に出回っているのはごく少数になってしまった。
SOG
(ソグ)
アメリカ陸軍特殊部隊のMACV-SOG(ベトナム駐留米軍事顧問団)がベトナム戦争当時使っていたコンバットナイフを、1986年に再デザインし 製作したことで、ソグ社のナイフは世界的に有名になった。社長のスペンサー・フレーザー氏は、その後も豊富な種類のナイフを次々と世に 送りだし、数々の賞を受賞。現在では、各種ツールナイフを始め、多機能で実用性に優れたナイフも数多くリリースしている。生産は技術水準の 高い日本のファクトリーが担当。毎年新しいラインナップが発表され、そのどれもが、マニアの評価を得ている。
SPYDERCO
(スパイダルコ)
米国コロラド州デンバーに設立された比較的新しいファクトリーメーカーである。同社のシンボルといえば、何といってもブレードに 大きく空いたサムホール。その最初のモデルであるクリピット・ナイフは、社長サール・グレッサーの画期的なアイデアによって誕生している。 サムホールは片手での開閉が容易で、かつスタッドを取り付けたタイプと違ってかさばらないのが特徴である。さらに、右利き用と左利き用、 ストレートとセレーションの2タイプのブレードまで用意されている。1991年、スウェーデンのエベレスト登頂隊とアメリカのエベレスト登頂隊が、 ともにスパイダルコナイフを採用した話は有名である。新しいブランドではあるが、そのラインナップの広さとクオリティの高さは一級品で、 毎年新しいラインナッブが発表されるが、どれも、デザイン、品質ともに高い。
TEKNA
(テクナ)
米海兵隊SWATにも一部採用されたT2300。バナジウム、モリブデン、ステンレスの合金430鋼のブレードに、サテン・ブラックの テフロン加工を施し、さびにくくシャープな切れ味を実現した。強烈なインパクトを与えるそのデザインは、今やダイバー&サバイバルの ベーシックなスタイルとなった。ダブル・エッジ、ダブル・セレーションのシャープなブレード。全身186mmの小柄なボディながら、 ポテンシャルの高いナイフ。
TIMBER-LINE
(ティンバーライン)
米国コロラド州マンコスに位置する、ティンバーライン。83年度ブレイドマガジン最優秀賞を受賞し、その年事故で他界したカスタム メーカー、ジム・ハーデンプロックの愛弟子V. ニーレイ氏とW. サンダース氏が共同で創始したブランドである。ハーデンブロックの 実用性重視の思想を確実に受け継いだ、質実ともに非常にレベルの高いナイフをリリースしている。タクティ力ルナイフのデザインで知られる、 アーネスト・エマーソンのデザインによるコンバットナイフも手掛けており、その武骨なデザインから強いイメージを受けるが、 強靭さのみでなく、機能的な独特のブレード形状と、グリッピングの優れたハンドルも有している。
UNTITED
(ユナイテッド)
米国テネシー州に本社を構えるユナイテッド・カトラリー社。映画専用に製作されたカスタムナイフをライセンス契約し、そのレプリカ・ モデルを生産していることで有名なファクトリーメーカー。同社のモデルで最も人気が高い「ランボー」シリーズをはじめ、「ターミネーター」 「インディ・ジョーンズ」等、スクリーンに登場したナイフと同型の人気商品を数多くリリースしている。
WENOKA
(エノカ)
ダイビング機材のシェアで世界一をほこるのがエノカ社である。同社がプロデュースするナイフの中には、ガーバーやベンチマークの ナイフも含まれる。デザインは、工業デザイナーのブラッキー・コリンズが行っている。随所に高い機能性と氏独特のパフォーマンスが 生かされていることで知られ、日本市場へのデビューも果たし、豊富なラインナップとリーズナブルな価格で人気が高い。
WESTERN
(ウェスタン)
コロラド州ロングモントにあるウエスタン・カットラリーは、ロック・ブレードのフォールディング・ナイフを中心に生産している。 メーカーとしての活動は決して派手ではないが、1864年にスタートした歴史の長いナイフメーカー。コロラドという、アウトドア・スポーツの 広大なフィールドをバックに、丈夫で扱い易いナイフの研究を続けている。
WINCHESTER
(ウィンチェスター)
アメリカ西部開拓時代から銃器メーカーとして名器を生み出してきたのがウインチェスター社はナイフ製作の歴史も古く、アメリカン ポケットナイフデザインの元祖ともいえる製品をいくつも造りだしている。銃器メーカーらしく、ハンドルにはブレットプレート (ライフル用の弾を模した板)が埋め込んであり、そこに社名が刻まれている。ハンターやウエスタンフリークにはたまらない1本といえる。

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